永源寺マルベリーの農園だより

文化

高野神社と大鳥居



高野神社と大鳥居

愛知川に架かる紅葉橋を渡って、まっすぐ道なりに進むと、左側に高野神社の大鳥居が現れます。 その大鳥居をくぐり、200㍍ほど緩い坂を上ったところに永源寺マルベリーの農園はあります。川面から20㍍ほど高く、平坦な河岸段丘上に桑や明日葉、モリンガの畑があり、爽やかな川風が吹き抜けます。 


「鳥居を車でくぐっていいのかドキドキしました」
初めて弊社を訪れた方、みなさんそう口を揃えます。そうなんです当農園は高野神社に広がっているんです。

高野神社は大鳥居から北東に約700㍍の山中にあります(その間に二の鳥居、三の鳥居があります)。町史によると、神社の創建年は不詳ながら、鎌倉期には存在していたことを示す懸仏(かけぼとけ:円形の鏡板に神像を表し、吊りかけ式にしたもの)や史料が残っているそうです。

 
今も毎月お参りがあり、神主は地元の男性が年齢順に持ち回りで務めていて、春の祭りや正月など年中行事が行われています。昔は境内に土俵が作られ、子ども相撲大会(9~12歳くらいの地域の子どもが対象)が開かれていたとか。
弊社社長も子どものころに参加していたそうで
「勝ったら粽(ちまき)がもらえた。けど対戦相手が年上にあたるといかんかったなぁ」。
奥さんも「昔は祭りで露店も並んだし、担ぎ手もいたから神輿も2基出て賑やかやったんやで」
と懐かしそうに話してくれました。地名を冠する社でもあるだけに、心のよりどころとして、また教育、楽しい集いの場としても親しみ守られてきた高野神社です。

そんな神社の神域に位置する農園、「パワーがみなぎってる!」とよく言われるのは必然なのかも。
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